八男って、それはないでしょう! 第10話 ネタバレ・感想 アンデット討伐と王宮の思惑
こんにちは! じげんです!
本記事では、「八男って、それはないでしょう!」の第10話のネタバレ・感想になります。
第9話では、エドガー軍務卿の娘・英雄症候群のヴィルマの登場回でしたね。
第10話では、ブライヒレーダ辺境伯から依頼で実家へと戻ったヴェル。しかしそこには王宮の思惑も絡んでいるようですよ。
※当記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
この記事で分かること一覧(目次)
八男って、それはないでしょう! 第10話 あらすじ
ブライヒレーダー辺境伯から“魔の森”に巣食うアンデッドの浄化を依頼され、思わぬ形で実家に戻ることになったヴェル。
しかしそこで待っていたのは、敵意むき出しの長男・クルトの姿だった。
依頼を済ませ、すぐに引き上げたいヴェルだったが、十分な説明も無いまま、実家に残るよう指示を受ける。
出典:「八男って、それはないでしょう!」公式サイト
八男って、それはないでしょう! 第10話 ネタバレ
モンスタークレイマー・長兄クルト
ブランタークが主導で今回ヴェル達が訪れた理由について説明を始めます。
場には、ヴァウマイスター騎士団爵家家長、長兄クルト、次兄ヘルマンと村の名主のクラウスがいました。
内容は、ブライヒレーダ辺境伯は、15年前に魔の森へと出兵し誰一人として生還せず、現在ではアンデットになっていると考えられ、上位のアンデットになる前に討伐してほしいとのこと。
クルトはヴェル達に対して敵意をむき出しにしながら話をすすめ、しまいには、魔の森で討伐した魔物の換金に対して、相場よりも高い比率を要求します。
さらに15年前に出兵したものたちの遺品を回収する必要はないと言い切ります。
お家騒動の影
クルトは大きな納屋の一室で村落会合を執り行っていた。
すると参加していた村落の人たちがアンデット化したかつての村人たちを浄化するためにやってきたと口にします。
クルトの付き人は依頼があったために来ただけであり、依頼を遂行したら帰ると言いますが、ヴェルのことを面白く思わないクルトは、怒りに震えます。
ヴェル一行は、ヘルマンの家で泊まることとなり、夕食を楽しんでいた。
ヴェルは、クルトに激しく嫌われていることを改めて認識します。
ヘルマンからおかしくなったのはヴェルが旅立った後からであり、竜殺しの英雄がいつ自分を脅かすことになるかと怯えていたと。
ヴェルは、そんなことをするつもりは一切ないと言います。
そこにヘルマンの奥さんであるマルレーネが現れ、ヴェルに対してアンデット化している祖父のことを頼むといいます。
ヴェルは、その願いに快諾し、遺品を出来る限り持ち帰ると返し、それを聞いたマルレーネはヴェルが次期領主になればいいと大声でいいます。
ヘルマンは慌てますが、マルレーネは、みんなが思っていることだと詰め寄ります。
それ見ていたルイーゼとイーナは、お家騒動に巻き込まれそうな予感と呟きます。
アンデット浄化作戦
ヴェル一行は、魔の森へと入り、アンデットと化した15年前の遠征軍を呼び寄せます。
アンデットの呼び寄せに成功したヴェルは、作戦を次の段階に移します。
エリーゼと協力し半球体の浄化魔法を発動します。
浄化魔法に触れたアンデットは傍から浄化されていき、動けるブランタークとエルヴィンたちは、遺品回収を始めます。
先代ブライヒレーダ辺境伯と思しきアンデットも浄化し終えますが、マルレーネが言う祖父の姿は未だありませんでした。
するとそこにアンデット化したワイバーンが強襲してきます。
ワイバーンはヴィルマが自らの武器、巨斧の一振りで首を両断します。
ワイバーンは強力なため魔法は効くが浄化には時間がかかるとエリーゼがみなに伝えます。
それと同時に魔の森からアンデット化した魔物の群れが現れ、多くの個体が浄化魔法を触れても即座に浄化はされません。
ブランタークは、今度こそ気を引き締めろと言葉を発して、アンデット化した魔物との戦闘が開始します。
アンデット化した魔物との戦闘を死傷者0で終え、ヴェルとエリーゼは、半球体の浄化魔法を止めます。
するとルイーゼが一体のアンデットを発見します。
鎧の特徴からマルレーネの祖父だと分かります。
近づくヴェルとエリーゼ、するとマルレーネの祖父は、孫はと言葉を発します。
ブランタークは、上位アンデットになっていると警戒を強めますが、ヴェルが元気でやっていると伝えると、持っていた剣を地に落とします。
エリーゼが浄化魔法を唱え、頼むという言葉を残して浄化されます。
クルトとヴェル
村の中心では遺品整理が行われていました。
するとそこにクルトが現れ、とんでもない言葉を発します。
鉄資源が不足しているため供養が終わったら武具は鍛冶屋に差し出せとのこと。
代表者と思しき老人がクルトに対して再考するように交渉しますが、まるで聞く耳を持ちません。
村人たちも遺骨がなくやっと手元に帰ってきた遺品であるため、クルトの言葉に対して動揺が隠せません。
そこにヴェルがクルトの前に現れ、鉄があれば取り上げることはしないのですねと確認し、クルトも同意します。
するとヴェルは、魔法の袋から鉄の立方体を取り出しクルトに無償で提供します。
クルトは憎々しげ歪んだ顔でヴェルを睨みつけ、その場を後にします。
その様子を厳しい目で見つめるブランターク。
埋葬式
ブライヒレーダ辺境伯の屋敷へとやってきたヴェルは、遺品を辺境伯へと提出し、任務完了と人心地付きます。
しかし、ブライヒレーダ辺境伯からヴァウマイスター騎士爵領で待機するよう命じられます。
ヴェルは、実家以外でと懇願しますが、そこにブタンタークが割り込み、しばらくならいいんじゃないかと場を納めます。
騎士爵領へと戻ったヴェルに名主クラウスが不思議そうに尋ねるます。
ブライヒレーダ辺境伯より遺品の選別が終わるまで待機するように命じられたと。
クラウスはならば明日行われる埋葬式に参列しないかと持ち掛け、ヴェル一行は参加します。
エリーゼ主導のもと埋葬式が行われますが、参列している村人たちは参加しなかったクルトに対して何か思うところがある様子であり、それは名主のクラウスも同様でした。
埋葬式が終わり村落総出での先人たちの見送りの宴が催されていました。
そこにクルトの妻アマーリエと2人の息子が現れ、場はざわつきます。
しかしアマーリエは堂々した足取りで先人たち用意された席へと赴き、鎮魂の祈りを捧げます。
アマーリエが帰ろうとするとヴェルがいました。
ヴェルはアマーリエに挨拶をし、アマーリエもそれに応対します。
アマーリエの息子たちは竜殺しの英雄であるヴェルに対してキラキラした眼差しを向けて、当時の話を聞かせてほしいとせがみます。
当時の様子をイーナ、ルイーゼ、エルヴィンが即興で用意されたと思しき舞台で再現します。
アマーリエの子供たちは、ヴェルが用意した水あめを頬張り表情を綻ばせます。
その様子をブランタークは目を細めながら見つめていました。
王宮の思惑と名主クラウス
アマーリエと分かれたヴェルは、マルレーネの家へと帰ろうとした。
すると名主クラウスがヴェルを呼び止め、とあるお願いをします。
それは次期領主になってほしいというものであり、それは領民全ての願いだと。
ヴェルは、冒険者として活動したいという本音と、すでに独立した貴族であり、王宮も認めないだろうと建前を両方言います。
しかしクラウスは、王宮はそんな建前のことなど気にしないと言います。
ヴェルがクラウスの真意を聞こうとすると、そこにブランタークが現れ、クラウスが王宮の思惑にたどり着いたことを賞賛します。
ブランタークは、王宮はヴェルがヴァウマイスター騎士爵領の領主になることを望んでいると告げます。
まとめ
貴族社会って本当にめんどいね!
当人の意思と関係なくまわりが外堀を埋めていってしまうとか怖いですね。なまじヴェルが力を持っているからでしょうけど。
ただ、王宮側も大国の利益だとしても領民にとって最良の結果であるからというのもありそうですが。
ブランタークは、おそらくヴェルのお目付け役なんでしょうね。
ヴェルに詰め寄るクラウスは、覚悟を決めていると言っているので、ヴェルが迷っていてもしばらくすれば騎士爵領の住人達が決起しそうですね、ヴェルを次期領主へと。
ヴェル君、望まなくてもお家騒動が起こりそうだよ。