八男って、それはないでしょう! 第4話 ネタバレ・感想 準男爵への出世、そして目標

八男って、それはないでしょう

こんにちは! じげんです!

本記事では、「八男って、それはないでしょう!」の第3話のネタバレ・感想になります。

第3話では、冒険者予備校に通い、剣・槍・格闘での成績トップのエルヴィン・イーナ・ルイーゼの3人とパーティを組むことになりましたね。

第4話では、王都へと向かう途中に遭遇した古代竜のアンデットと戦うことに!?

※当記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。



八男って、それはないでしょう! 第4話 あらすじ

五男・エーリッヒの結婚式に出席するため、魔導飛行船で王都へ向かうヴェル一行。

しかしその道中、古代竜のアンデッドに遭遇してしまう。

アルフレッドの師・ブランタークのアシストを受け、辛くも勝利したヴェルは、到着した王都で「竜殺しの英雄」として称えられ、国王から準男爵の爵位を授かることになる。

出典:「八男って、それはないでしょう!」公式サイト

八男って、それはないでしょう! 第4話 ネタバレ

冒険者ヴェンデリンの初陣

エルヴィン・イーナ・ルイーゼとパーティを組み冒険者予備校で生活していたヴェンデリンのもとに嬉しい知らせが届いた。

それは実家にいた時何かとお世話になり、一目置いていたエーリッヒの結婚するとのことだった。

魔道飛行船でエーリッヒの居る王都へと向かうヴェンデリン達。

そこにはブライヒレーダー辺境伯領の定時連絡とお目付け役のブタンタークの姿もありました。

王都観光に胸を躍らせるヴェンデリンですが、突如として飛行船の近くに巨大な暗雲が現れ、その中から古代竜のアンデットが現れました。

飛行船の操縦室へと赴いたブランタークとヴェンデリン。

操縦室の人たちは高名な魔法使いであるブランタークが乗船していたことに安堵するが、ブランタークは、自分ではどうすることも出来ないと告げます。

なぜなら、アンデットは聖魔法でないと倒すことが出来ず、自身はその魔法を扱えないからだと。

落胆を隠せん操縦室の人たちですが、ブランタークは、ヴェンデリンならば倒せると言います。

ヴェンデリンもブランタークがいればと思っており、まさか自分に振られると思ってなかったのか驚愕します。

その様子を察していたブランタークは、アルフレッドだったら笑いながら行くはずと煽ります。

ヴェンデリンも師匠の名前を出され、古代竜のアンデットと戦うことを決意します。

アルフレッドの師匠ですら相手が出来ない古代竜のアンデットが初陣ってやばいよね(笑

VS古代竜のアンデット

ブランタークが飛行船にバリアのような魔法を張り、ヴェンデリンは後顧の憂いなく、古代竜のアンデットと対峙します。

古代竜のアンデットは、一瞬にして木々を枯らす瘴気のブレスや骨の尻尾や腕などでヴェンデリンを打ち落とそうとします。

ヴェンデリンは、それらの攻撃に耐えしのぎながら、師アルフレッドを浄化した時のように聖魔法を発動させます。

古代竜のドラゴンは、もがき苦しみ、聖魔法を発動しているヴェンデリンに執拗に攻撃を仕掛けますが、遂に力尽きます。

貴重なドラゴンの骨と核となっていた大きな魔石を魔法の袋で回収し、ヴェンデリンは初陣を終え、飛行船に帰還します。

謁見そして出世

ブランタークは、今回手に入れた大きな魔石の評価額について商人のアルテリオを紹介します。

アルテリオは、かつてブランタークが冒険者時代のパーティメンバーであり、偶々乗船したそうです。

アルテリオは冒険者を引退し、引退資金を用いて王都で商会を営んでいました。

アルテリオ曰く、今回の魔石の評価額はかつてオークションで着いた値段を下回ることはないだろうと言いますが、何か含みのある言い方をします。

王都へとついたヴェンデリン達。

ブタンタークは、用事があるからと何やら急いでその場を後にします。

あっけに取られるヴェンデリンですが、アルテリオは忌々しげに逃げたなと言います。

その言葉に不思議に思ったヴェンデリンですが、そこに騎士の一団が古代竜を討伐したヴェンデリンを迎えに来ます。

騎士団の代表と思しき人物は、陛下がお待ちであり、王城へとヴェンデリンを案内します。

まさか王様を謁見することとは思わなかったヴェンデリンは、戸惑います。

魔道飛行船に乗ってた人たちはどうやって王城に連絡を入れたんでしょうね。通信機みたいなものがあるのでしょうけど、今度出てくるのかな。

王城へと着いたアルテリオとヴェンデリン。

エルヴィン・イーナ・ルイーゼの3人は、一足早くエーリッヒのもとへと向かいます。

アルテリオを除けば誰一人として知り合いがいない状況であり不安な面持ちなまま、王城内へと足を進めます。

現ヘルムート王国国王ヘルムート三十七世と謁見したヴェンデリン。

国王ヘルムートは、ヴェンデリンの若さに驚きながらも今回の功労として、準男爵の貴族位と200年間もの間授与されることのなかった双竜勲章を授与します。

そして次にヴェンデリンが今回手に入れた大きな魔石の評価額を巡ってエドガー軍務卿とルックナー財務卿が言い争いをしていました。

どちらも提示する金額はヴェンデリンの前世の記憶に照らし合わせるととんでもない金額でした。何かを言おうとするものの、エドガー軍務卿・ルックナー財務卿の間になかなか入ることは出来ません。

そこに法衣を纏った白髪の人物が間に入ってきて、両者の間の金額を提示しこの場を収めます。

アルテリオは、ヴェンデリンに教会勢力へと囲い込むため出てきたとアドバイスされます。

なろう小説のほうでは、このホーエンハイム枢機卿はヴェンデリンに老獪さから妖怪呼ばわりされます(笑



パーティ解散の危機!?

一足先にエーリッヒのもとへと向かったエルヴィン・イーナ・ルイーゼ。そこにはブタンタークもいました。

しかし、エルヴィン達の3人の表情は暗いものでした。なぜなら、今回の功労として最低でも準男爵くらいは授与されるはずだとブタンタークが言ったからであり、貴族になったのであれば、冒険者として活動する必要はないと考えていたためでした。

それを察したブランタークは、慌てながら領地もなく肩書だけであるため冒険者家業を当人も続けるだろうと言い、エルヴィンの3人の表情に明るさが戻ります。

エーリッヒの結婚

王都に来た当初の目的であるエーリッヒの結婚当日。

会場で主役のエーリッヒと王都の警備隊に入隊した三男パウル・四男ヘルムートの姿がありましたが、なぜか暗い表情でした。

ヴェンデリンが話しかけると、なんと実家のバウマイスター家からのお祝いの品が届いていないとのことでした。

ヴェンデリンは、どことなく問題があるだろうなと思っていましたが、エーリッヒの顔に泥を塗るどころか巡り巡って寄親のブライヒレーダー辺境伯の評判を貶めることにも繋がることだと知ります。

エーリッヒ達は、長男クルトからの手紙(書いたのアマーリエ義姉さん)によれば、金がないので自分たちでどうにかしろとのことで、どうせ辺境伯様にも何も伝えていないんだろうと頭を悩ませます。

ヴェンデリンは、自分が出しましょうかと提案し、無事エーリッヒの結婚式は終わります。

ちなみにエーリッヒの結婚相手は、エーリッヒが王都へと赴き難関の試験に合格し配属先の上司に気に入られ、その縁で上司の娘さんと婚約となります(なろう小説では)。

手紙を書いたアマーリエ義姉さんはどんな心境だったのでしょう、決して良い思いをしてなさそうというのは断言できますが。

発酵と腐敗の差

ヴェンデリンは、商人のアルテリオにお願いしていた、米麹を手に入れます。

アルテリオは商人の感が働き、何かするなら一枚噛ませろと言い寄ってきますが、これで味噌を作ることが出来ると喜ぶヴェンデリンには馬の耳に念仏状態でした。

早速、転移の魔法を使いブラヒレーダー辺境伯領の自宅(旧アルフレッド宅)へと戻ってきたヴェンデリン。

そこには、何も知らされておらずハイテンションのヴェンデリンに連れてこられたエルヴィン・イーナ・ルイーゼの姿も。

ヴェンデリンは、エルヴィン達にも協力させ味噌作りを手伝わさせます。

ヴェンデリンは、味噌作りの最終工程に入った時に、前世の時に味噌職人から聞かれた発酵と腐敗の差は何かということを思い出します。

正解は、どちらも同じ現象であるが人にとって有用であるのが発酵、害なのが腐敗だと。

ヴェンデリンは貴族も同じようなものであると考え、元の世界に戻れないのであれば、どうせなら人々から発酵した貴族と思われるように要領よく頑張って行こうと思い至ります。

まとめ

ラスボス級の相手が初陣の相手とはびっくりですね!しかも事も無げに倒してしまうとは!

今回のお話はヴェンデリンの出世と、発酵した(人々から有用と思われる)貴族になると目標を定める回でしたね。

この目標を定める時に師アルフレッドの教えの要領よく頑張ってという一文が入っている所が何気には私は好きですね。

ヴェンデリンが目標とする貴族に近づけるようにどのような行動をしていくのか楽しみですね!

そして次回は、4話のラストにも登場したヴェンデリンの正妻登場回ですよ!

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