【書評】全てのマネー本の原点であり100年読み継がれる名著 バビロン大富豪の教え(マンガ版)

どうも、じげんです。

今回ご紹介するのは、全てのマネー本の原点とも言われ、100年近く読み継がれる名著「バビロン大富豪の教え」(マンガ版、以降本書)です。

前々から読んでみたいなと思っていたところに、楽天ポイント増量の対象本だったので速攻購入しました(笑)

本書はかつて存在していたバビノニアを舞台に主人公である貧しい武器屋の息子バンシルと大富豪アルカドを通しての「お金」と「幸せ」をストーリー形式で学べるものです。

ストーリーものめり込むほど興味深く、また漫画であるため(各章で深堀ページあり)1時間ほどで読了しました。

読了後は、本業はもちろんのことそれ以外のことにももっと力を入れないとと、また私も自由民の魂を持った動くものになりたいと強く思いました。

誰もがお金を増やし、さらに縛られるず、幸せになれる「知恵」が本書には詰まっています。

  • プロローグ 金に動かされる現代人
  • 第一章 バビロン一の大金持ち
  • 第二章 学びの殿堂
  • 第三章 試練
  • 第四章 帰還
  • 第五章 ザ・ウォール
  • 第六章 奴隷だった男
  • 第七章 伝承
  • 第八章 王子の商隊
  • エピローグ 最後の黄金法則

本書は4章までの前半が「お金」に焦点が当てられており、後半からが「幸せ」に焦点が当てられています。

本記事では主に前半について感じたことや気づきについてまとめています。

本記事をご覧の方は、「お金持ち」という定義について明確な答えはありますでしょうか。

ちなみに私は、お金を多く持っている人・稼げる人ではないかと思っていましたが、本書では「お金の増やし方を知っている者」だとしています。

実現する方法はいくつかはあると言いますが、そのためには以下の7つの道具が必要であると説かれています。

  1. 収入の十分の一を貯蓄せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. 蓄えた金に働かせよ
  4. 危険や天敵から金を堅守せよ
  5. より良きところに住め
  6. 今日から未来の生活に備えよ
  7. 自分こそ最大の資本にせよ

上記は黄金に愛される七つの道具と呼ばれており、道具1と2を行うのが簡単なようで難しくかつ一番重要です。

突然ですがサラリマーンの生涯年収をご存じでしょうか?

「サラリーマン 生涯年収」と調べると様々なメディアで情報を発信しており、業界によって振れ幅はあるようですが大体2~3億円です。

つまり、道具1を忠実に行っていれば、少なくとも2000万円近くは貯蓄できる計算になります。

ではなぜ老後資金が足りなくなる(いわゆる2000万円問題)が取りただされるのか。

それは今日ではボタン一つで魅力的なサービスや商品と誰でも簡単にアクセスすることが(出来てしまい)可能であり、さらに人の欲望とは際限がなく、所得が増えれば増えた分だけ使ってしまうからだと。

だからこそ道具2で欲望に優先順位をつけよと説かれています。

これは単に全ての欲望を諦めろということを言っているのではありません。

残りの十分の九の収入の中で本当に必要なものは何であるのかということを考えるきかっけに過ぎません。そしてその収入の範囲内でもそれほど生活水準に変化はないとも。

さてなぜ道具1・2が重要なのかというと、何かを始めるためには元手が必要になるからです。

他の道具についても多くを語ると長くなるので、簡潔に述べさえていただきます。

道具3の貯めた金に働かせよとは、現代で言うところの投資。

道具4の危機や天敵から金を堅守せよ、現代で言うところの詐欺や投機に逢わないよう心掛けよということ。

道具5のより良きところに住めとは、自分のモチベーションが上がるところに住め。

道具6の今日から未来の生活に備えよとは、行動を起こすタイミングはいつかではなく今日である。

道具7の自分こそ最大の資産にせよ、行動を伴わなければお金を増やすことはできない。

さらにこの黄金に愛される七つの道具を昇華した5つの黄金の法則があるが、ここでは割愛させて頂きます。

なぜなら誤解を承知の上だが、文章だけでは黄金に愛される7つの道具と大して変わりはないからです。

この黄金の法則は「行動を起こし、試行錯誤を繰り返した上」でこそ真に理解できるものだと考えているからです。

終わりに

後半では「幸せ」に焦点が当てられていると述べたが、幸せとは人それぞれに存在すると思います。

そのため人それぞれに感じることは異なると思います。

本書を読んだ後は、自分にとっての「幸せ」とはと考えるようになると思います。

少なくとも自分は考えるようになりました。

冒頭でも述べましたが、本書はマンガ形式なため日ごろからビジネス書を読まない方でも難なく読めると思います。

是非、「お金」と「幸せ」両方を手に入れたいという人は一度読まれることを強くオススメします。

最後に主人公バンシルの言葉を残します。

世の中のほとんどの人はアルカドのような大富豪になることを諦めている。けれど知恵を持ちその通りに行動すれば誰だって金持ちになれる。

本書はお金を増やすための知恵について書かれており、読了後は行動を起こしたくなると思います。

しかし実際に行動を起こそうとすると何から手を付ければいいのかと多くの方はつまづくと思います。

そんな方には以下の書籍がオススメである。

Youtube上で発信され実に累計6800万回以上再生されたお金にまつわる5つの力、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うことに関するノウハウを一冊にギュッと凝縮した実践的なガイドブックです。