【マーケティング初心者必見】【レビュー】ドリルを売るには穴を売れ

マーケティング

どうも、じげんと申します!

数多くの記事の中から本記事を選んで頂きありがとうございます!

マーケティングと聞いてどんな感想を頂きますか?

私は専門的な知識を持った人が行う難しいものと思っていました。

しかし、マーケティングってどんなものなんだろうなって興味自体は持っていました。

そんなとき出会った「ドリルを売るには穴を売れ」という本、本書を読んでただただ自分がマーケティングって難しいと思い込んでいるだけなんだと気づかせてくれました!

本記事は以下の方が対象になります。

  • マーケティング初心者
  • マーケティングに興味がある人
  • 理論だけじゃなくて実例を交えたものが読みたい

逆に以下に該当する方は今回紹介する書籍は物足りないかもしれません。

  • すでにマーケティング知識がある
  • より実践的な情報がほしい方



マーケティング入門書

マーケティングって難しいという考えを根底から覆してくれた本でした。

全体で5章構成となっていてマーケティング理論とそれをイタリアンレストランの再生という実例を交えて説明してくれます。

身近なレストランという題材を用いて理論をストーリーに落とし込んでいるので、理論だけの本はちょっと・・・という人にもおすすめできる本です。

手元に届いてからページをめくるたびに本に惹きこまれ、時間を忘れてその日のうちに読破してしまいました。

それくらい本書の内容が新鮮で面白かったです!

集中して読めるのであれば2~3時間ほどで読めます。

本書の概要-全5章構成-

本書は以下の5章で構成されています。

  • 序章 “マーケティング”脳を鍛える
  • 1章 あなたは何を売っているのか? ――ベネフィット
  • 2章 だれがあなたの商品を買ってくれるのか? ――セグメンテーションとターゲット
  • 3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる ――差別化
  • 4章 どのようにして価値を届けるのか? ――4P
  • 5章 強い戦略は美しい

本記事では、序章、1章、2章をピックアップしてご紹介していきます。

序章 “マーケティング”脳を鍛える

マーケティングとは身の回りで起こっているということから始まり、誰かが何かを買うときには、必ず売り手のマーケティングが働いているとも。

つまり、マーケティングは買い手までに商品に行きつくまで、または売り手がいる現場で起こっているのであって、決して会議室で起こっているわけではないのだとか。

じげん
じげん
この言い回しは、踊る大捜査の青島刑事を思い出しますね!

マーケティング脳とは、そういったことを理解し、マーケティング思考・発想ができることを指すようです。

日常の買い物なども注意深く思考すれば、毎日のようにマーケティング脳が鍛えられるとも。

1章 あなたは何を売っているのか? ――ベネフィット

マーケティングには、以下の基本4理論がようです。

  • ベネフィット  ―顧客にとっての価値―
  • セグメンテーションとターゲット ―顧客を別ける―
  • 差別化 ―競合より高い価値を―
  • 4P ―価値を実現し対価を頂く、製品・広告・販路・価格―

1章では、ベネフィットに対して解説しています。

ベネフィットとは「顧客にとっての価値」という意味です。

さらに顧客にとっての価値とは次の2つに分かれます。

  • 機能的ベネフィット
  • 情緒的ベネフィット

ノートパソコンで例えれば、

機能的ベネフィットは、ノマドワークが行えたり、ネットが使えたり、Youtubeなどが観ることができるなどの機能的な価値だ。

情緒的ベネフィットは、手にしたことにより気分が上がったり、色んなことができるなどのワクワク感などだ。

本書ではさらに「顧客の価値」、つまりベネフィットとは、人間の欲求・欲望を満たすことだとしている。

筆者が曰く、以下の3つの欲求に分けられるとしている。

  • 自己欲求
  • 社会欲求
  • 生存欲求

顧客に購買を促すにはこの欲求に訴求するようなものを意識する必要があるとのことだ。

この考えは、マーケティングではなく対人関係や仕事などどこにでも応用が効くと私自身感じています。

2章 だれがあなたの商品を買ってくれるのか? ――セグメンテーションとターゲット

人によって求めるベネフィットは異なります。

だからこそ、顧客を絞ることが必要になるのです。

顧客を別けることをセグメンテーションと呼び、狙いを付けた顧客のことをターゲットと呼ぶ。

セグメンテーションは、よく年代や性別で分けられることが一番例としては分かりやすいかな?

しかし、上記だけはまだまだ絞り切れていないために、本書では人の行動パターンからなる心理セグメンテーションや顧客の価値(ベネフィット)を組み合わせるて行うことを解説しています。

万人に受ける商品なら別にこれをしなくてもいいんじゃないか?と思われる方もいっらしゃるだろう。

その答えは本書に描かれているので読まれることをおすすめする。

余談だが、ブログに精通している人だとペルソナ分析のことをよぎるかもしれないが、まさにそれだ!



本書を読んで

本書はご紹介した以外にも以下の章が存在します。

  • 3章 あなたの商品でなければならない理由をつくる ――差別化
  • 4章 どのようにして価値を届けるのか? ――4P
  • 5章 強い戦略は美しい

気になる方は是非手に取って読んでみて下さい!

本書を読む前はマーケティングってめちゃくちゃ難しいものでしょと思っていのですが、意識していないだけで日頃から自身も行っていることあるなと思いました。

そして本書を読んでからブログやYouTubeなどで常に相手目線でどんなタイトルやサムネだったら、自分が想定する人がクリックするのだろうと考える癖を付けることができたのが一番の収穫です。

本を読んだだけでは無意味で、日ごろから実践することが重要だと思います。

また、習慣や考え方が血肉になるには長年かかるというのが持論なので、定期的に読み返しています。

やっぱり、手元にあるとちょっとした隙間時間でもさっと開くことができるのがいいですよね。

是非、マーケティングについて知りたい・興味のある人は読んでみて下さい!

必ず面白かった!読んで良かったと思いますよ!

最後まで読んで頂きありがとうございます。