【書評】文章力の基礎を見つけたいなら新しい文章力の教室(唐木元著)を読むべき
どうも、じげんです。
2021年1月に読んだ本は「新しい文章力の教室」です。
ブログ運営にあたって参考にさせて頂いている方がおすすめしたのがきっかけで購入した。
本書の概要は、校了記事数2万を超える唐木元さん(著者)が、実際に行っている新人教育トレーニングの「文章の書き方」についての解説本です。
物心ついた時から文章を書いてきましたが、お恥ずかしいことに何が言いたいのか分からない、結論は何、と言われることもしばしばあります。
思い返せばそういった時に限って帯に書かれている通り、文章を「書きながら」考えていました。
本書の序盤で文章を書きながら考えるのではなく、しっかり準備してから取り組むべきだと書かれています。
準備を怠ったまま書き始めることは行き先を決めずに出発するようなものだとも。
私はこのことに軽いショックを受けました。まさにその通りだと思ったからです。
これはどんなことにも通ずるものだと思うのですが、文章力を向上させるには、ひたむきな努力が必要ということだ。
文章のプロが言うのであるからまず間違いないことだろう。
ただがむしゃらに努力すればいいというわけではない、本書にはどこに着眼すべきなのかを77個のチャプターに分けて解説している。
特に私にとってチャプター63は文章と文章を繋がりに困った時によくやっていたことであり、チャプター65は自分の思惑と逆効果を生んでいたのかと目から鱗状態でした。
文章なんてもう何年も書いてるんだからと奢らずに読んでいて本当に良かったなと思っています。
文章力の考え方やテクニックを学んでもそれを血肉にするには長い時間が掛かります。
しかし実際には、他者からチェックしてもらい言い回しや表現に間違いがないか確認したいものです。