盾の勇者の成り上がり 第21話 感想・ネタバレ 尚文の凱旋と王族の弾劾裁判
こんにちは! じげんです!
本記事は、「盾の勇者の成り上がり」の第21話のネタバレ・感想になります。
第20話では、尚文は憤怒の盾を用いて教皇の打倒せしめた。しかし、その代償は非常に大きいものでしたね。
第21話では、尚文は過去の汚名を注ぎ凱旋します。そしてマインとオルトクレイの断崖裁判が始まるようですよ。
※当記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
この記事で分かること一覧(目次)
盾の勇者の成り上がり 第21話 あらすじ
ミレリアのおかげで一命を取り留めた尚文は、彼女から勇者召喚の真実と盾の勇者が迫害される理由を聞かされる。
そして、尚文の冤罪を晴らすというミレリアによって、オルトクレイとマインの弾劾裁判がはじまる。
出典:「盾の勇者の成り上がり」公式サイト
盾の勇者の成り上がり 第21話 ネタバレ
尚文、現状を把握する
尚文は、豪華な天蓋付きのベットの上で目を覚ます。
辺りを見渡すと眠っているラフタリア、フィーロ、メルティの姿もありました。
尚文が声を掛けると、3人は起き上がり、尚文が意識を取り戻したことを喜びます。
尚文は、女王ミレリアのお陰で一命を取り留めていたのでした。
ラフタリアからある程度の事情を察した尚文ですが、完治には1か月という期間が必要というもの。
そこに女王であるミレリアが尚文の知らせを聞きお忍びでやってきました。
ミレリアは改めて尚文に自己紹介します。
ラフタリアはミレリアに対して尚文治療のお礼を言います。
それに対してミレリアは尚文は世界を救う四聖勇者の1人なのだから当然のことだと返します。
しかし、今までに受けたメルロマルク国内での仕打ちを思い出し、尚文は、盾の勇者は嫌われているようだなと皮肉を込めてミレリアに突っかかります。
ミレリアは、何やら覚悟を決めながら、尚文に全てのことを伝えると告げます。
尚文、遂に真実を知る
ミレリアから四聖勇者は、大国が1人ずつ召喚し、各国が強力して波に対処するようにとミレリアが出席した世界会議で決まった。
しかし、その決定の前にメルロマルク一国で四聖勇者を全て召喚してしまったのだと。
ミレリアは各国を説得するために奔走していたと。
ミレリア不在の間は、真の置ける臣下であったラフタリアの故郷を統治する貴族、セーアオット領主をお目付け役としていたが、最初の波で命を落としており、国王とマインを止めるものがいなくなってしまったと。
尚文は、そのことを聞き、セーアオット領主に賛同した貴族たちが地方へと飛ばされたことを思い出し、飛ばされた理由を察します。
尚文はミレリアに肝心のことを聞きます、何故、盾の勇者だけが迫害されるのかと。
ミレリアは国王オルトクレイは過去の経験から盾の勇者を憎んでおり、そこに三勇教が付け込み、さらにマインまでもが加担してしまったと。
尚文は完全にとばっちりを受けていたのでした。
ミレリアは、尚文に今まで受けた仕打ちの数々や汚名を注ぐことに全力を注ぐと言い、今回の三勇教の件も踏まえてメルロマルク国内での最高位の勲章の叙勲、報奨金を渡すと言いますが、尚文には響きませんでした。
ミレリアの覚悟
そんな尚文の様子を見たミレリアは、尚文にだけ話したいことがあると言い、意図を察したメルティは、ラフタリアとフィーロを連れていきます。
ミレリアは、先のことが不服ですかと尚文に問います。
尚文はミレリアのその問いを何かあるに決まっているからなと一刀両断します。
そして尚文はミレリアに対してこの国に留まることはしないと告げます。
各国を渡り歩き、波を鎮めることが元の世界へと変えることだと信じて。
そんな尚文にミレリアは、尚文に胸に秘めていたことを告げます。
それを聞いた尚文は、驚きの表情でミレリアを見やります。
そのことは尚文がメルロマルク王国に協力するしないに関わらず執行すると。
それが女王としてのけじめだと。
罪人マインとオルトクレイ
尚文は、昨日ミレリアから依頼があったために王城へと赴いていた。
しかし、王城へと入れるのは錬、樹、元康、そして尚文と尚文の従者(ラフタリアとフィーロ)のみ。
錬、樹、元康は、尚文の姿を見て無事を喜び声を掛け、尚文もそれに応じます。
そして元康がマインを知らないかと皆に質問します。
しばらく姿を見ていないようで心配の様子。
錬と樹が王女としての役割があり忙しいのではと告げ、元康もそれだと同調します。
そこに準備が整ったという執事が現れ、謁見の間へと案内します。
しかし、そこには女王ミレリアとメルティのがおり、オルトクレイとマインの姿が無く尚文を除く人たちが訝しみます。
それを見たミレリアは、オルトクレイとマインを連れてくるよう命じます。
姿を現したマインとオルトクレイにはどちらも手枷がはめられていました。
弾劾裁判
ミレリアは、オルトクレイとマインの弾劾裁判を始めると宣言します。
そしてこの場は四聖勇者を貶めた重大なる罪人を女王自らが裁判を行う場だとも。
ミレリアは、虚言壁のあるマインに公平を期すために奴隷紋を付ける念の入れようです。
そして遂に国王オルトクレイとマインの弾劾裁判が始まります。
ミレリアは、此度の事件で暗躍していた三勇教の討伐を進んでいることをまず告げ、そこにマインが協力していたと告げます。
マインはそれを否定しようしましたが、それは嘘であるため奴隷紋がその効力を発揮します。
マインは四聖勇者抹殺と国家転覆を目論んだことは知らなかったため、そのことに対しては奴隷紋は効力を発揮しませんでした。
しかし、メルティ暗殺とその罪を尚文に着せることについて聞かれると、奴隷紋が再び効力を発揮することに。
動揺が広がる謁見の間。
それはメルティを溺愛しているオルトクレイも同様でした。
そしてミレリアはマインに尚文に襲われたということも真実であるのかと聞きますが、無情にもマインは嘘の証言をして奴隷紋の効力が発揮します。
それを見てもなお、マインのことを信じている元康がマインと奴隷契約をして同じ質問をしても、結果は変わりませんでした。
その様子は国中の人たちが見つめる中で進行しており、ここに尚文の冤罪が晴れたのでした。
その後もマインとオルトクレイの罪の数々に対して断罪されていき、その様子を尚文は見つめていましたが、何故か心は晴れるどころか、鈍いおもりのようなものが残っている様子。
全ての詰問を終えたミレリアは、オルトクレイとマインに判決を言い渡します。
それは最も重い刑罰、死刑。
その判決には国民ですら重いものだと受けて止めているようであり、メルティもまた同様でした。
しかしミレリアは、2人は権力闘争に明け暮れ、守るべき民を蔑ろにしたと、そしてそれはメルティも直接見てきたことでしょうと。
メルティは、イドルの地下牢で見せたラフタリアの悲痛な姿を思い出し、言葉を紡げません。
ミレリアは、刑の執行は即日と告げ、大罪人オルトクレイとマインは、処刑台へと運ばれて行きます。
尚文節
オルトクレイとマインの処刑会場は異様な雰囲気に支配されていた。
その光景は尚文が昨晩見た夢の光景のままであり、ミレリアが震える手を抑えながらマインとオルトクレイを処刑すると告げた光景を思い出し、尚文は本当にこのままでよいのかと考えます。
首を固定され介錯人が剣を振り上げる中、マインは元康へと助けを求めますが、元康は苦渋に満ちた表情を浮かべたのち、目を反らします。
未だ迷っている尚文のもとにマインの命越えの声が聞こえます。
嘘偽りを言えば奴隷紋の効力が発揮するにも関わらず、その時に限っては発動していません。
その姿を見て尚文は決意します。
ミレリアが歯を食いしばりながら執行合図のため振り上げた手を振り下ろそうとしたとき、尚文が割って入ります。
尚文は散々貶めた相手に本気で命乞いをするマインとオルトクレイを死ねば終わることなんて生易しいことでは手ぬるいと言います。
そして尚文は一つの提案を行います。
以後、オルトクレイ王を名前をクズ。
王族としての名前マルティー改めビッチ、冒険者名マインは、アバズレと呼称すること。
それが嫌ながら死刑にでもなんでもすればいいと。
尚文のその提案を聞きほっとするミレリア。
ミレリアは、尚文からの最大級の温情を頂いたと宣言し、クズとビッチは開放されます。
そして三勇教を廃止して四聖教を国教とするとも。
新たな旅路へ
会場が最高潮の盛り上がりを見せる中、尚文は一人静かに王城を後にしようとします。
錬、樹、元康が声を掛け呼び止めますが、そこにミレリアが現れやはり旅立つのですねと声を掛けます。
しかし、ミレリアの予想に反して尚文は、各国と協力して波を鎮める、それが四聖勇者なのだろうと返します。
驚くミレリアですが、笑顔を浮かべて尚文の思いをくみ取ります。
ラフタリアとフィーロがメルティとの別れの挨拶をしている中、尚文は2人を急がせメルティとは言葉を交わさずにその場を後にします。
メルティは、尚文の対応に癇癪を起しますが、傍にいた母親が倒れ伏しその場に駆け寄ります。
ミレリアはクズとビッチを助けるために己が命と対価にして尚文に交渉をしようという算段しており、尚文の温情によって2人の命が助かったために緊張が取れたためでした。
ミレリアは、このことすら尚文は見抜いていたのでしょうと青い顔をしながらメルティへと告げます。
ラフタリアがメルティへと対応を咎めている中、尚文は王城を後にしようとします。
すると城門付近に尚文と馴染みが深い住人達が次々と集まってきます。
そしてその先にはリユート村で助けた騎士たちの姿も。
騎士たちは尚文たちを送り届けるための剣を掲げて尚文たちを送り届けます。
尚文は最初に城門をくぐった時のことを思い出します。
地位、名誉、金、勇者としての尊厳全てを失った時のことを。
全てを取り戻したとも思わないと尚文は1人述懐します。
その出来事があったからこそ得たものがあると。
尚文はこれから立ち向かうであろう波に対処すること、そして四聖勇者としての責務を全うすることを1人決意します。
まとめ
尚文の汚名が遂に晴れた回でしたね!
第1話から実に20話目にしての凱旋!
初回が激しい胸糞回でしたからね、胸がスッとした人も多いのではないでしょうか!
クズとビッチも命があって良かったね!絶対に納得してなさそうだけど(笑
実は、ここで大団円ではなくもうちょっと続くようです。
次なる尚文たちが冒険の部隊はどこなのでしょうかね?
新たな章へと突入なので、次回も楽しみですね!