盾の勇者の成り上がり 第4話 感想・ネタバレ 尚文の絶望と希望
こんにちは! じげんです!
本記事は、「盾の勇者の成り上がり」の第4話のネタバレ・感想になります。
第3話では、災厄の波を乗り越えることができた尚文とラフタリア。しかし、力の無さを痛感します。
第4話では、尚文は、元康から決闘を挑まれるようですよ。
※当記事はネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
この記事で分かること一覧(目次)
盾の勇者の成り上がり 第4話 あらすじ
波が去ったのも束の間、メルロマルク城での祝宴のさなか尚文は元康から決闘を挑まれてしまう。
奴隷を使役するのは勇者にあるまじき行為であり、即刻、ラフタリアを解放せよというのが元康の言い分なのだが……。
出典:「盾の勇者の成り上がり」公式サイト
盾の勇者の成り上がり 第4話 ネタバレ
尚文、元康に決闘を挑まれる
祝勝会が王城で開かれていた。
そこには報酬を得るためだけに参加していた尚文の姿もあった。
尚文は、先の波で被害が数人であったことを知りますが、勇者の能力のステータスのヘルプから人員転送というものがあり、もっと早くに知っていればと後悔します。
するとケーキを持ったラフタリアが戻ってきます。
ラフタリアが差し出した一口のケーキを食べていると、何やらマインに入れ知恵された元康が尚文に向かって決闘を申し込みます。
一応条件を聞いた尚文ですが、割に合わず一蹴します。
しかし、それを聞きつけた国王があろうことかその決闘を支持します。
ラフタリアは、望まぬ隷属ではないと言おうとしますが、騎士の1人に取り押さえられ口も塞がれてしまいます。
国王は、尚文に有利な発言しかできない呪いをかけられていると勝手に決めつけます。
尚文は抗議しますが、騎士たちが抜剣し一触触発の雰囲気に。
尚文は、激高し元康に対して睨みを効かせ、元康は一瞬怯みます。
少し、冷静さを取り戻した尚文は、勝てばラフタリアを開放するのだなと改めて条件を確認します。
だが、マインを始めとして、盾の勇者である尚文が元康にどうやって勝つのかと嘲笑されます。
勇者通しの決闘
無意味な決闘が始まった。
元康は尚文に対して槍を構えて突進します。
尚文は、それを正面から受け止めます。そして元康にお前の負けだと言います。
決闘が始まる前、元康は尚文に対して最強の槍と最強の盾の話をしており、その話を例にするならば、盾を貫けなかった時点で負けだというのが尚文の論理です。
だが、元康はそんなことはお構いなしに強力な技を使用して尚文に攻撃を仕掛けます。
何発か受け出血する尚文ですが、致命傷には至っていない様子。
再度距離を詰める元康ですが、うまい具合に間合いに入り込んだ尚文は、元康にボディブローをかまします。
当然ダメージはないと思われたが、元康の脇腹にオレンジバルーンが噛みついていました。
尚文が自身の体に噛みつかせておいて、マントの下に隠していたのでした。
意表を突かれた元康は、尚文に対して攻撃を仕掛けますが、冷静さが抜け落ちていたのか、尚文の罠にはまります。
元康の一方的展開になると思われていた試合は、まるで異なる様相を呈してきました。
観客もその様子に尚文が何かイカサマをしているのではないかと疑う始末。
認めらない一撃
元康に降参するよう促す尚文。
だが、元康は当然拒否します。
尚文は、いい悪人顔の笑顔を浮かべて、オレンジバルーンで元康の特定部位を攻撃してやると宣告します。
恐れおののく元康ですが、そこに尚文目掛けて風の魔法が放たれます。
魔法で吹き飛ばされた尚文は、攻撃主がマインであることを認めると、激高します。
マインは神聖な決闘に対して割り込んだというのに不敵な笑みを浮かべています。
そこに元康の攻撃が来て、元康から注意がそれていた尚文は元康の必殺技を受けて、地に倒れ伏します。
尚文対元康の決闘は、元康の勝利で終わりました。
絶望する尚文
尚文は力なく起き上がり、決闘の無効だと言います。
理由は、マインの横やりが入ったためだと。
だが、マインの攻撃を目撃したという声を上げる観衆は誰一人としていませんでした。
絶対見ていたはずだと考えていた尚文でしたが、今眼前に広がる事実に愕然とします。
そこに国王の元康の勝利宣言が駄目押しとなります。
マインは尚文のもとへ赴き、また一人で冒険することになるとはと嘲ります。
元康が国王から労いの言葉を貰うなか、実は、マインが王女であったことも尚文は知ります。
そしてこの決闘までに至ること全てが国王が仕組んだことだと確信します。
尚文は激しい怒りを滲ませます。いや、文面では伝えきれない激しい激情です。
それと同時に尚文の盾から黒い煙が立ち込め始めます。
尚文がなぜこの世界にまできてこんな思いをしなければならないかとぶつける先のない激情を抱きながら考えこみます。
しかし、ラフタリアの奴隷紋開放の作業は一向に止まりません。
尚文の視界が黒く塗りつぶされていくなか、手を伸ばしてそれを阻もうとする尚文。
だが、尚文の視線の先には、奴隷契約が解除されたというシステムメッセージが無情にも浮かびます。
そしてラフタリアが尚文とは違う反対方向へと向かう様子を見て、尚文の精神は崩れます。
尚文は、ここは地獄だと表現し、そんな世界ならば――――と本気で思います。
すると尚文の盾から炎のがあふれ出し、ある能力に目覚めます。
尚文とラフタリアの絆
奴隷紋を無理やり解除されたラフタリアは、元康に対して平手打ちを食らわせます。
焦る元康。開放したというのになぜこんなことをされるのか分からないっといったところでしょう。
ラフタリアは、無理やり奴隷になっているわけでもなく、薬や食事、出来ない事は何一つとして尚文から強要されていないと。
できるのに力を行使しない時だけ呪いを発動させるだけだと。
元康は、それが駄目なんだと反論します。
ラフタリアは、尚文は戦う術がなく誰かが戦うしかないという事実を言い、病に侵された亜人に手を差し伸べたり、暖かい食事を提供することは出来るのかと元康に噛みつきます。
元康は、力なくできると発言しますが、ならば元康の隣には奴隷がいるはずだと論破されます。
それを聞いていたマインは、ラフタリアに手を上げようとしますが、そこに樹と錬が現れます。
理由は、マインが使用した風魔法の違反行為とそれを黙認する王族についてでした。
ラフタリアは、尚文のもとへと歩み寄り声を掛けます。
しかし、疑心暗鬼に捕らわれた尚文からは強く拒絶されてしまいます。
ラフタリアは、尚文に拒絶されてなお、自身の本心を語り掛けていきます。
ラフタリアは、尚文を抱きしめ、世界中が敵に回ろうとも罵ろうとも私だけは本当のことを言い続けると、どこまでも一緒についていくと改めて宣言します。
尚文は顔を上げ、ずっと誰かに言ってほしかった言葉を聞き、正気を取り戻していきます。
それを見ていた国王とマインは、その場を後にします。
元康は、なおもラフタリアが洗脳されており、決闘は間違った事ではないと自己肯定しますが、樹や錬からあれを見てなおもそう思えるのかと呆れられます。
尚文は、ずっとほしかった理解者を得たことで今までの緊張が取れたのか、ラフタリアの腕の中でやすらんでいました。
決闘の後
城壁の上にいる尚文は、成長したラフタリアを見やります。
尚文は、以前までは少女だったラフタリアが急成長したことにまだ戸惑いがあるようです。
ラフタリアは、亜人が幼いころにレベルアップするとそれに合わせて体も急成長すると。
そしてそれが亜人が迫害される大きな理由だとも。
するとラフタリアは話題を変えるべく、作ったサンドイッチに水を向けます。
尚文がサンドイッチを食べると、今まで何を食べても味がしなかったものが感じられるようになっていた。
涙を流しうまいと言い、さらに頬張る尚文。
ラフタリアは、笑顔でそれを見ながら、美味しいものを一緒に食べて行きましょう、そして一緒に頑張りましょうと声を掛けます。
まとめ
終盤までは胸糞回ですね!
ラストにラフタリアと尚文の間にできていた絆が描写され、尚文が少し救われた描写がされなければ国王とマインに対する〇意が膨れ上がってやばかったです。
しかし、王族自らが神聖な決闘を怪我してまでも尚文の勝利を妨害するとは、いったい何事なんでしょうね!?
絶対に頭可笑しいぞ!
奴隷紋が開放されてなお尚文のことを思うラフタリアに対して、まだ洗脳されているなどほざける元康にはある意味関心します。
何には付ける薬はないと言いますが、彼にはそもそも付ける薬すらもったいないですよ。
さて紆余曲折はあったものの、尚文はラフタリアという理解者を得ることができ、壊れかかっていた精神に一定の歯止めがかかった様子。
そして絶望したときに目覚めた不気味な力、これは一体何なのでしょうね、次回も楽しみです!